賃貸不動産

ペット可賃貸の退去費用の相場が知りたい!元不動産での経験から少しでも安くする方法!

ペットを飼ってて、アパートを退去する事になったら気になる退去費用。

元不動産業で働いていた私がペット可賃貸の退去費用の相場と少しでも安くするためにはどうするかをお伝えします。

ペットを飼ってない人でも気になると思いますが、ペットを飼ってる人の場合は特に気になると思います。

この記事ではペットを飼っている人が退去する時の相場や気をつけておくと良い事をお伝えします!

 

ペット可賃貸の退去費用の相場が知りたい!

ペットを飼ってる人が退去した場合は一般の入居者さんより高くなるのでしょうか?

ペットが飼える賃貸に入ったんだから一般の人と変わらない退去費用と思っていると、見た目は綺麗に見えていても思ったより高くなるこ事もあるんです。

どうしてでしょうか?

それは、原状回復の義務があるからなんです。

ペット可の賃貸にはペットを飼わない人も入居できるので「ペットを飼わない人が一般の物件と同じくらいまで回復する」事が求められるんです。

入居する時に、猫を飼う人の方がなかなか部屋が見つからないくて時間がかかった経験はありませんか?

部屋探しの探しやすさは犬も猫も同じではないんです。

それは、猫の方が壁を引っ掻いてしまったり臭い等が強いために部屋探しの時に、貸主(管理会社)に犬は飼えるけど猫は駄目と言われてしまったりするんです。

退去の際にはいくら請求されるの?

どれくらいの退去費用がかかるのでしょうか?

ペットがいると特にみられる箇所は

  1. フローリング
  2. クロス(壁紙)
  3. 臭い

請求される部分はフローリングとクロス(壁紙)が多いと思います。

フローリングの相場はいくら?

相場は1㎡あたり3000円〜8000円

となります。管理会社によって値段に違いがあります。

それは、クッションフロアなのかフローリングなのかによって違います。

最近では、フローリングでも悪いところだけを張り替えることができるタイプもありますので値段は幅があります。

クロス(壁紙)の相場はいくらなの?

相場は1㎡あたり1000円〜

こちらも、業者によって違うのと最近ではアクセントクロスを使ってるところもあると値段に違いがあります。

そして、臭いはクロス(壁紙)につくので汚れていないように見えても修繕費用として請求される場合もあります。

クロスの面積も、汚れた部分だけを張り替えると柄も変わってしまうため、一面単位になることがあります。

修繕費用どちらの負担?

入居する時に「重事項説明」というのを必ず説明をしてもらって入居していると思います。

でも、入居した当時のことなんて忘れてる事も多いと思います。

契約書にも退去の事は書いてあるので一度、確認をしたほうが良いです。

「故意・過失」の部分は「借主(入居者)」になります。

そして、しばしばトラブルの原因となっていますので国土交通省は負担割合をまとめた

原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を出しています。

現在は、管理会社がアパートを管理してる物件が増えてきたのでガイドラインにそって

リフォーム業者も請求するところが多くなっていますが契約書をご確認下さい。

特約」と書いてあるところには、その物件だけの条件が書いてありますので特別に退去費用の条件が書いてある事もあります。

例)畳や襖は借主負担
清掃費は(㎡あたり○○円+基本料金)etc…

どんな事に気をつけれが良いのか

ペットを飼っていると

  • ペットによる、クロス(壁)やフローリング(床)についたシミ、キズ、臭い
  • ペットによる、フローリング(床)にペット用のハウスやキャットタワーの凹みの跡

これは故意・過失にあたってしまうので退去費用に入ります。

気をつけるポイントは

フローリング(床)に置いて跡になりやすいものは時々、場所をズラして跡が残らないようにする

ペットのトイレ(特に犬の場合はペットシートからはみ出てしまうことも多い)はマメに代えて臭いや床のシミにならないように掃除をする。

ペットの臭いが飼ってる人には気づきにくいものですが、外から来た人にはすぐに気づくものです。

シャンプー等を定期的にしてあげて臭いが染み付かないようにする工夫も大切です。

犬も猫も小さいうちは家具や柱を噛んだり、引っ掻いたりする事も多いです。

ペット用のおもちゃや、爪とぎを用意して与えましょう。

フローリング(床)にはカーペット等を敷いてペットがフローリングを傷つけないようにすると、ペットの足が滑りやすい環境から守ることにもなるのでオススメです。

まとめ

退去の時に修繕費用が高くなってしまうのは

【クロス(壁)や柱や扉等にキズシミ臭い等がついてしまう場合】

【フローリングやクッションフロアや畳、等にキズシミ設置跡等がついた場合】

になると思います。

このどれも、キズのこの箇所だけを修繕できるのであればいいのですが、クロス(壁)を一部変えることができない場合は一面を変える事も状況によってあります。

また、臭いは全体についているためクロス(壁)の負担割合が貸主と出来たとしても臭いになると借主負担になる事も多いです。

ペット可賃貸の退去費用を安くする5つのコツ
  1. 鍵をもらったら家具を置く前に現状を写真にとっておく。
  2. 気になる箇所は最初の段階で管理会社(貸主)に伝える。
  3. 壊れてる箇所があったら、なるべく早い段階で伝えてなおしてもらいましょう。(時間がたつと過失と思われてしまう場合があります)
    ※退去の時になって壊れていたと言わないほうがいいでしょう
  4. ペットを飼うと想定されるキズやシミや臭い等の対策をしっかりしておく。
  5. 荷物を出したら掃除をして綺麗にして退去立会をする。クロス(壁)やフローリング(床)等のチェックを自分でも確認しておく。