我が家の愛犬は、私がイスに座っていると私の足に体を擦り寄せて触れてきます。
まるで猫の「スリスリ」する行動と同じなんです。
頭やお尻をこすりつけて、行ったり来たり・・
猫の場合は、自分の縄張りを主張するためのマーキングとか言われますよね。
犬の場合はどうなんでしょうか?
我が家の愛犬の行動を、ご紹介しながら説明します。
Contents
犬が足元で体を擦り寄せて触れてくる心理は?
犬が足元で体を擦りよせてくる心理の一番の理由は「甘えている」です。
かわいいですよね!
この体を擦りよせてくる行動の他にも、「甘えてる」行動では私が移動すると後をついて来ます。
犬が「甘えている」心理は飼い主が大好きだからなんです。
そして、この足元というのは、「飼い主への信頼がより厚い」と考えられているんです。
飼い主にも犬ににも幸せな瞬間なんですよね。
でも、以外に体が痒い時に「掻いてほしい」場合もあるようです。
我が家のトイプードル(メス)は夏でも冬でも毛は短くカットしているほうなので、冬の間、エアコンは入れていますが寒がるので服を着させたり腹巻きをしたりします。
その時にもすり寄ってきますが
これは服を着ている為に痒くても体に爪が届かないので上手く掻けない為に寄ってきて「掻いて」とお願いしているんですね。
壁にも擦りよっているのでよっぽど痒いんだと思って私も掻いてあげますが・・
犬がみせる他の甘えてる仕草
擦り寄ってくる他に犬が甘える仕草は何があるでしょうか。
足をのせてくる | 「ねぇねぇ」と注目して欲しい時 |
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顔や頭や手をなめる | 甘えたい時。子犬が母犬の口をなめるのと同じ行動 ご飯が欲しい時にも手を舐めます。 |
クンクン鳴く | 飼い主に来てほしい、会いたい時 |
お腹を見せる | お腹を撫ぜて欲しいとき、リーダーに服従して甘えている時 |
あごをのせる | 安心してリラックスしている時 |
【遊んで欲しい】【かまって欲しい】
よく、お尻を高くして前の手を伸ばしている時は遊んで欲しいと思っています。
おもちゃを持ってくる場合もあります。
一緒におもちゃで遊んであげましょう。
【許して欲しい】
何か悪さをして、飼い主に怒られてるのに愛犬をみるとあくびをする事がよくあります。
このあくびは、「ごめんなさい」「もうしませんから、これ以上叱らないで・・」という気持ちを表しているからです。
あくびをしたら、犬は許してほしいと思っているので優しく撫でてあげると良いでしょう。
【不安】
散歩中に他の犬と鉢合わせになったり、ドックランで沢山の犬たちがいるところで不安になってしまったりすると体をピタッとくっついてきたりします。
そんな時は、「大丈夫だよ」と声をかけてあげて徐々にならしてあげましょう
もしかして分離不安症?症状と改善方法
犬が足元で体を擦りよせてくる心理は飼い主への信頼が厚く、大好きで甘えていると
いうことで飼い主には嬉しい限りなんですが、行き過ぎると心配なこともあるんです。
甘え方が極端になってくる場合は、「分離不安症」という心の病の可能性もあります。
この分離不安症は、飼い主と片時も離れたくないという精神的状態から生じる症状になり、おとなしい室内犬によく見られるのです。
分離不安症というのは犬にとってどんな精神状態なのでしょうか?
「飼い主の側を片時も離れたくない」「飼い主が出かけたら帰ってこないかもしれない」「一人になると危険な事が起こるかもしれない」という心理状態です。
この「分離不安症」の状態が続くと飼い主の不在が耐えられすに姿が見えなくなると大騒ぎをしたり、外出すると吠えたり、留守中に部屋を荒らしたりする事になってしまいます。
もしかして分離不安症?
大きくわけて3つの症状に分かれます。
【飼い主が外出時・帰宅時の行動】
- 飼い主が外出の用意を始めると急に落ち着きがなくなって、大きな声で吠え続ける
- 帰ってきてからずっと、飼い主の後をついてくる
- トイレやお風呂の時に離れるとパニックになるってドアをずっと足で引っ掻く。
- 帰宅時の異常な興奮
【飼い主の留守中】
- トイレ以外で排泄する
- ゴミ箱を荒らしたり、物を壊す
- 手足を舐め続けて皮膚が荒れる
【体調】
- 下痢や嘔吐
- ご飯をあまり食べない(人間の拒食症のような症状)
分離不安症の原因
これは犬にとって過去の経験や、飼い主の接し方にも原因があります。
【犬の過去の経験から】
- 子犬の時に長時間留守をした。
- 遺棄されたり、保護施設で世話をされていた
- 留守中に地震や雷、大きな物音で怖い思いをした
- 飼い主の帰りが遅く、空腹感と恐怖感を味わった
- 引っ越しやペットホテルに預けれられた
- 老犬になり目が見えにくい、耳が聞こえにくい等の不安
- 病気
【飼い主の接し方】
- 過保護にしている
- 大げさに心配する接し方をする
- 可愛がる時とほっとく時の差がある
分離不安症を改善する方法
犬の精神的疾患で精神的発達が十分ではないため、飼い主に対する依存する気持ちが強いためにおこるとされています。
分離不安症は子犬時代に作られる事が多いので、なかなか完全に治すのは難しいと言われています。
重症な場合等、病院で診察をしてもらい精神安定剤等の薬物療法や問題行動を改善する行動療法をしながらする事が一般的です。
でも、軽い場合等は改善する為に自宅でも対処方法があります。
出来ることから試してみて愛犬にあうやり方をみつけるのが良いかもしれません。
- 外出する前後は、あまり構わないような接し方をする
- 外出時にはお気に入りのおもちゃを置いて遊べるようにしておく
- テレビやラジををつけっぱなしで出かける
- 最初は短い時間で戻り、飼い主は戻ってくるという安心感をもってもらう
- でかける時は声を掛けないで、出かけたのがわからないようにする
- 一緒にいるのにあまり吠える時は無視する
まとめ
愛犬が飼い主の足元に擦り寄って触れてくる行為は甘えてて可愛いものです。
これが行き過ぎると犬の精神的な疾患になると外出をしなければならない時や、在宅中でもトイレまでついてくる。
入れないとドアをずっと引っ掻いてしまう等も飼い主は困りますよね。
犬への接し方で少しでも改善出来るのであれば日々接し方を工夫して、依存関係になりすぎないような関係性を築いて愛犬と、いつまでも楽しく暮らしたいですね。