家でくつろいでいると、愛犬がきて「ピタッ」お尻をくっつけてきますよね。
お尻をつけてくる行為は「信頼の証」なんです。
一見、お尻をくっつけてくるのでそっぽを向いてるように見えますが「信頼してるよ」「安心してるよ」というメッセージなんです。
でも、お尻をくっつけてくることが「信頼」なんでしょうか?
犬がおしりをくっつけてくるのはなぜ?
犬がおしりをくっつけてくるのは「信頼」「安心感」でしたね。
なぜわざわざ隣にきて飼い主の側にいたいのに後ろ向きに背中やお尻をつけてくるかというと、野性時代の防衛策だったんです。
犬は人間と暮らすようになるまで、野生で多くの犬と群れで生活をしていました。
野生動物は気を抜けば天敵から命を奪われてしまう事になってしまいます。
このため、犬は休む時や眠る時は、群れでくっついて外敵から身を守っていました。
この方法だと、死角がなく外敵をいち早く見つける事ができた防衛策というわけです。
また後ろ足は急所でもあります。
犬は老化すると後ろ足から衰えていき、やがて歩くことが出来なくなっていくように後ろ足は怪我をすると命取りになるのです。
このように野生動物であった頃の名残で信頼できる相手にはお尻や背中をつけて安心しているのです。
他にもある「信頼」「大好き」「安心」サイン
愛犬からの愛情サインは他にもあります。
- ひざの上にのってくる甘えん坊の犬には特等席です。飼い主のぬくもりが感じられるうえに、少し高い位置も犬には安心できるようです。
- 抱っこをおねだり抱っこすると手を巻きつけてくることがあります。離れたくない、降ろさないで・・というお母さんに守られてるようで安心しています。
- 一緒に寝たがる・離れた場所で寝ている寝ようとすると近づいてきて、くっついて寝ようとします。また、離れた場所で寝ていても安心できる場所だから飼い主を信頼してリラックスるできているということです。
寝る時に飼い主の足元で寝る心理は?
先ほどのお尻や背中をくっつるのは「信頼」の証ですが、寝る時に飼い主の足元で寝る心理はどうなんでしょうか?
野生動物だった頃、群れで体を寄せ合ってリーダーを守る為に寝る習慣があったので顔から遠い場所から飼い主を守ろうとして足元で寝るのです。
足元で寝るのは、リーダーである飼い主を守る為と言われています。
足元で寝るという事は無防備ですから飼い主を「信頼」している心理があります。
足元で寝るもうひとつの理由
他には、足元の布団の上のが飼い主の「寝返りから身を守る」理由もあります。
人間は、一度にまとめて睡眠を取ります。
睡眠中はレム睡眠(眠りが浅く脳は起きている状態)とノンレム睡眠(体も脳も活動を休めている状態)を繰り返しています。
その比率はレム睡眠が20%でノンレム睡眠が80%です。
犬の場合は、まとめて睡眠を取ることはせず、16分の睡眠と5分の覚醒の21分周期という短い睡眠を1日に何度も取ります。
睡眠サイクルの比率は、レム睡眠は80%ノンレム睡眠が20%となっていて、人間と真逆なことが分かります。
つまり犬の睡眠時間のほとんどは、眠りの浅いレム睡眠です。
レム睡眠の間は脳が起きているので、周囲の環境の変化に過敏に反応することができるんです。
その為に夜中も飼い主と最初に寝始めた位置から何度も移動して朝になると違う場所にいる事もよくあります。
飼い主さんの寝返りにも敏感にさっちして身を守り安心できる足元に移動するというわけです。
まとめ
我が家の愛犬は寝る時は一度、布団の中で寝ますが、お尻をくっつけて頭はは足元に向いてます。
最初はお尻が私の方を向いてるのでなぜ?と思っていましたが信頼の証とわかってから更に愛おしく思います。
そして、朝起きると犬は布団の上にいて足元の邪魔にならない場所に移動しています。
そんな毎日が末永く続いて欲しいと思ってます。